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2016.01.12

なぜ若者が移住するのか?神山町の魅力に迫る

 


今やだれもが「聞いたことある!」という、徳島県の神山町。


が熱いとききつけAKIYASTYLEも取材に行ってまいりました。


ただの「町おこし」ではなく、想像を超えた斬新なまちづくり。


まずは、NPO法人グリーンバレーの大南理事長のレクチャーです。


※グリーンバレーとは、神山町に本拠を置く非営利活動法人(NPO)です。


 


創造的過疎から考える地方創生の神山プロジェクトについて学びます。


 


IT、映像、デザインなど働く場所を選ばない、企業の誘致をするサテライトオフィス、


町の将来にとって必要になる働き手や起業者の誘致をするワークインレジデンス、


求職者支援訓練による後継人材の育成をする神山塾など3つのワクワクするプロジェクトが神山プロジェクトなのです。


神山塾の訓練性の属性は独身女性で30歳前後、主に首都圏出身でクリエイター系が多いそうです。


移住率は50%で、就職はもちろん、なんとこの塾でカップル10組も誕生したそうで、


そのへんの婚活サイトより成立率高し。


婚活と移住の相性は案外いいのかもしれません。


 



 


神山町では、芸術、文化による地域再生を目指しています。


今まではどの自治体もとにかく名産をなんとか作ろうとしていたけれど


これからは、「どんな人がそこにいるか?」ということ。


 


つまり、「そこに何があるか」ではなく、「そこにどんな人が集まるか」


ということが大切なのだと大南氏はおっしゃっていました。


 


創造性を持った人の集結が町を豊かにしていく。


新住民と旧住民が一緒になることで知恵や経験の融合ができ、


そこから新しいものが生まれていきます。


神山モデルによる地域再生はまさに目から鱗でした。


 


レクチャーのあとはサテライトオフィスの見学です。


 


こちらはメディアにもよく登場するオフィスです。


外観は古民家、内部は最先端の株式会社 プラットイーズ(東京都渋谷区)様のサテライトオフィスです。


趣がありますね〜。


社長自ら案内をしてくださり、いろいろ質問もさせてもらいました。



 



 


 



こちらは、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス(KVSOC)です。


「成長するオフィス」

閉鎖された元縫製工場(619平方メートル)を改修したコワーキングスペース(共同の仕事場)です。



神山町で新しいビジネスコミュニティを創造して、

地域発の先進的なサービスやビジネスを生み出すことを目的とされた場所。


広々とした空間は、シンプルながら若者たちが集うのにセンスが感じられ、


家具なども古いものを上手にリサイクルして使用しているところがまたいい。


なにが驚いたかって、どこへ行ってもWIFIが使えるということ。


カフェはもちろん、公民館や川辺だって使えるのです。


東京でさえ、WIFI使えないところがまだまだたくさんあるというのに、この環境は素晴らしい!


もちろん募集中の空家だって、環境面では山奥の僻地だろうとWIFIが使えます。



 


見学のあとは、おしゃれなビストロでカジュアルフレンチ 


 


Café on y va(カフェ オニヴァ)さんでディナーを頂きました。


商店街の通りにさりげなく佇むおしゃれな古民家を改修したビストロです。


 



シェフは女性で東京から移住してきてこちらのビストロをオープンさせたのだそうです。


ワインも充実しており、海外から直輸入しているとか。


20代の男性スタッフの方も聞くと広島から移住してきたんですって。


なぜ神山町に?と聞いたら、「なんだかこの町楽しそうだから」と。


 


そう、まさに今の若者たちの移住にはこんな直感的なのです。


どこに住んだって自由なのですから、そりゃ住みたい町に住みたいですよ。


自分が住みたい町に住むという選択が自由にできるのですから幸せですよね。


 


内装もとっても素敵で過疎の町だったとは思えない雰囲気で、


若い男前のスタッフ君ともおしゃべりできなんともいい時間を過ごせました。


お食事もとっても美味しいかったです。


また神山町に来たらお世話になります。


 


 



 


帰りは、おきまりの神山温泉コース。


神山町には有名な温泉があるのです。移住した場所で温泉はうれしいほっこり。


温泉好きなわたしは、いやしの湯 神山温泉でゆったり地元のおばちゃんたちと温泉でまったり〜して


帰路につくのでした。



 


若者が移住する理由がよ〜くわかった今回の視察。


インフラが整備されてるのはもちろん、ここまで地域再生するのには地域の方達と町が一緒になって


新しいことにチャレンジしていき町の魅力を高めたからだと思います。


このように町を活性化させるポテンシャルはどの町にも村にもあるはず。


たくさんの方のこういった熱い思いや行動力が


人に伝わり、人を動かし、町を豊かにしているのですね。


 


 


 


参考サイト


2012 Tokushima Working styles


なんてったってかっこいい〜これ見たら徳島に移住したくなるから不思議。


「都市圏のICT企業のサテライトオフィス誘致を推進する実働部隊」 本県の優位性や魅力を体感するツアー、古民家や遊休施設の改修による環境整備、 受け入れ体制の充実や戦略的な情報発信を検討しています。


 


今回の視察にお伺いしたのはこちら


〒771-3310

徳島県名西郡神山町神領字中津132

NPO法人グリーンバレー

TEL:088-676-1177

FAX:088-676-1177


視察についての詳細はこちら


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